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M&A業界動向5|アパレルM&A動向

海外企業の日本進出でM&Aによる業界再編が加速

アパレル業界では、ユニクロの店名で知られるファーストリテイリングを筆頭に、SPA(製造小売業)の形態を取る企業が主流となり、好調 に推移しています。

日本にも、ファストファッションと呼ばれる海外の強力ブランドが次々に大型店を出店しています。その影響もあり、日本のアパレルショップの経営格差が拡大しています。

このような中、ワールドやオンワードなどのトップメーカーによるM&Aが活発に行われており、ブランドの整理統合が進められ、各企業のグループ内再編も積極的に実施されています。今後も、大手企業を中心に、さらにM&Aが進むと予測されます。

M&A買い手のメリット

  • ①事業規模を拡大してスケールメリットが得られる
  • ②新たなブランドの確保や商品開発力が強化する
  • ③新たな顧客層や販路を開拓できる

M&A売り手のメリット

  • ①信用力が高まり経営基盤を強化できる
  • ②商品の幅が広がり販路が拡大する
  • ③不振企業は清算を回避できる

アパレル業界M&A動向

年度売り手買い手形態
2010年豊田通商ビスケーホールディングス株式譲渡
2010年レナウン山東如意科技集団資本提携
2010年クラウンジュエルスタートトゥデイ資本提携
2009年ルシアンワコールホールディングスTOB
2008年ピーチジョンワコールホールディングス株式譲渡
2008年スピックインターナショナル東京スタイル株式譲渡
2007年ダイドーリミテッドオンワードホールディングス出資
2007年プライムキャストワールド株式譲渡

アパレル業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向6「製薬メーカーM&A動向」もご覧ください。

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