業界13

M&A業界動向13|不動産販売M&A動向

不動産業界全体が厳しい中で、業界再編が必至

不動産業界は11兆円を超える巨大なマーケットですが、金融危機以降、都心オフィス事業や複合施設事業が低迷して、急激な業績不振に陥って います。

一時的な反動はあっても、長期的には、地価、マンション価格も下落傾向にあり、販売戸数も低下傾向が進む中で、不動産販売業者も苦しい経営を余儀なくされています。

不動産市場全体が冷え込む中で、大手5社も減益となり中堅不動産業者の中には、資金繰りを悪化させて破綻に追い込まれる企業も出ています。 不動産業界もM&Aによる業界再編が進むものと予測されます。

M&A買い手のメリット

  • ①事業規模の拡大によりスケールメリットが得られる
  • ②エリア拡大や新規分野への進出が図れる
  • ③不動産関連の資格を持った人材を確保できる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用維持が図れる
  • ②大手企業の傘下に入るので安心である
  • ③不振企業は清算を回避できる

不動産販売M&A動向

年度売り手買い手形態
2009年コスモスイニシア大和ハウス工業他資本参加
2009年日本レジデンシャル投資法人アドバンス・レジデンス投資法人新設合併
2008年インボイスRMアパマンショップホールディングス株式譲渡
2008年東芝不動産野村不動産ホールディングス株式譲渡

不動産販売業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向14「ゴルフ場M&A動向」もご覧ください。

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