業界19

M&A業界動向19|美容院のM&A動向

チェーン化の動きがありM&Aの主要分野へ

2000年頃のカリスマ美容師ブームによって、一躍脚光を浴びた美容院業界ですが、実際には労働環境の悪さ、低賃金等により、従業員の定着率が低く、低収益の中小店が圧倒的に多い業界です。

それにもかかわらず、参入障壁が低いために、新規開業する美容院数は極めて多 く、それがさらに競争の激化を招き、経営内容の悪化を生じています。

最近では、このような前近代的な業界慣習を打破しようとする美容院チ ェーンも登場してきており、他の業界並みのチェーンオペレーションが 導入され始めています。徐々に上位寡占化の方向性が出てくるはずであり、今後はM&Aの主要分野となる可能性が高いと思われます。

M&A買い手のメリット

  • ①事業規模を拡大することでスケールメリットが得られる
  • ②新しいエリアを開拓することができる
  • ③技術の高い人材を集めることができる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用を継続することが可能となる
  • ②大手企業の傘下に入るので安心である
  • ③好調企業は創業者利益を得、不振企業は清算を回避できる

美容院M&A動向

年度売り手買い手形態
2010年アッシュ ajアルテサロンホールディングス合併
2010年ラ・パルレブランディング業務提携
2010年パワフルブレーンズエム・ワイ・ケー業務提携

美容院業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向20「エステサロンM&A動向」もご覧ください。

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