M&A20

M&A業界動向20|エステサロンM&A動向

成長業界で上位寡占を狙いM&A戦略を展開

女性の美容・健康に対する関心は非常に強く、最近ではそれに男性需要も取り込んで、エステサロン業界は成長産業となっています。現在のエステサロン業界は5000億円強と言われています。

しかし、まだ上位企業の寡占が 進んでおらず、日本エステティック業加盟企業の数は400社弱にもなります。中小のエステサロンも多いため、コンプライアンスに問題のある企業も含まれており、業界のさらなるルール化が求められている段階です。

今後は、さらに競争が激化することが考えられ、上位寡占に向かって、大手企業を中心としたM&Aが活発化すると予測されます。まだ、業界再編は始まったばかりであり、M&A戦略の策定と実践に成功すれば、中堅企業にも、まだチャンスは残されていると思います。

M&A買い手のメリット

  • ①新規エリア開拓が進むと共にスケールメリットを得られる
  • ②既存エリアにおいても好立地の物件を確保できる
  • ③エステシャン等の技術を持った人材を確保できる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用を継続することができる
  • ②大手企業の傘下に入るので安定経営ができる
  • ③好調企業は創業者メリットを得、不振企業は清算を回避できる

エステサロンM&A動向

年度売り手買い手形態
2009年ノイエスファンケル株式譲渡
2008年ガブルス・ジャパンレミデュー株式譲渡
2007年ソシエ・ワールド日興プリンシパル・インベストメント増資引受
2007年ガブルス・ジャパンアルテサロンホールディングス株式譲渡

エステサロン業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向21「介護サービスM&A動向」もご覧ください。

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