中国のクロスボーダーM&A研修

中国は、日本企業にとって最大の進出先であり、クロスボーダーM&Aにおいても大きな地位を占めています。法務面では、近年、急速に法整備が進められていることや、貿易摩擦や技術流出をめぐる投資規制の動きなどに注意する必要があります。

中国のクロスボーダーM&A研修では、中国に関わるインバウンド・アウトバウンドのクロスボーダーM&Aにおいて必要となる知識をわかりやすく解説致します。

中国では、2020年から外商投資法が施行されており、外商投資企業についても会社法が適用されています。M&Aスキームとしては、持分買収や資産買収が多く活用されているほか、合併及び会社分割の制度もありますが、実務上不明確な点が多いことに注意が必要です。

中国では、独占禁止法にあたる反壟断法において、事業者集中として企業結合の定義、届出、審査等のルールが定められており、2022年には同法の改正が行われています。また、国務院令により全世界及び中国の売上高による届出基準が設けられており、2024年1月には届出基準を引き上げる改正が行われています。

外商投資法では、外国企業は中国企業と同様の扱いを受けることが原則とされていますが、例外的にネガティブ・リストが定められています。また、2021年から施行された外商投資安全審査規則や、ネットワーク安全法などの情報セキュリティ分野における規制にも注意が必要です。

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