M&Aは企業の成長戦略の中で、最重要な戦略

事業の目的は顧客創造です。各企業が1人でも多くの顧客を獲得しようとして競争が繰り広げられています。すなわち事業とはシェアの獲得競争であるということができます。

事業がシェアの獲得競争である限りは、どのような業界であっても、最終的に上位3社程度の寡占に集約されます。したがって、特定の業界で勝ち残るためには、できる限りスピーディーに企業規模を拡大する必要があります。そして、その鍵となるのは、M&Aです。

小規模でスタートした企業が、M&Aを駆使することによって、あっという間にどんぐりの背比べから抜け出して、上位寡占企業として勝ち残った事例を、経営コンサルタントとして数多く見てきました。

昔は自主独立路線でも、規模拡大が可能でしたが、マウスイヤーと言われるように、時代の速度が増している現在では、企業を一気に成長させて勝ち残るためには、M&Aの活用が不可欠です。

まだ自らが小規模から中規模の段階では、小異を捨て大同に付く形で対等合併を実施して、ある程度大規模になったら、吸収合併等によって規模拡大を図ります。このスピードをどれだけ高められるかが、上位寡占企業として最終的に勝ち残れるかどうかの分かれ目になります。

もしそのスピードに乗り遅れてしまったら、勝ち残り企業に会社を譲渡して、ハッピーリタイアを図るか、会社または事業譲渡により、すでに勝負がついた業界を捨てて、まだ寡占化がされていない業界で、新たに勝ち残りの勝負を賭けるしか方法はありません。このような企業にとっても、M&Aは重要な戦略となります。

企業戦略の一環としての M&Aコンサルティング

弊社は、買収企業に対しては、M&Aを手段として、特定業界で勝ち残る上位寡占企業に成長するサポートをすること、売却企業に対しては、ハッピーリタイアあるいは他業界での再チャレンジのサポートをすることが、M&Aコ ンサルティングにおける、重要な事項と考えております。

一般に、M&Aアドバイザーとは、M&A戦略の策定支援、M&A案件の推進に関する全般的な助言、M&A対象企業との交渉サポート、企業価値評価、M&Aスキーム提案、資金の調達方法の提案、DDアレンジなど、M&A案件全般にわたる実務支援を担当する役割を担う人のことを意味します。

弊社は、経営コンサルティング会社ですので、単なる仲介業務や、M&Aアドバイザー業務ではなく、企業戦略全体のコンサルティングの一環として、M&Aアドバイザー業務を含めたトータル的なコンサルティングを実施いたしております。

それゆえ、単なる仲介業務はお引き受けしておりません。M&Aアドバイザー業務に関しては、企業戦略コンサルティングの一環としてご依頼いただいた場合にお引き受けいたします。

そして、ご要望に応じて、M&A成約後の効率的な組織づくりや、人事体制、営業体制など、シナジーを最大にする企業運営まで責任を持ってサポートすることが可能です。