M&A1

M&A知識1|M&Aとは

M&Aとは

時間を買う

M&Aは、Mergers and Acquisitions の略であり、直訳すると合併と買収のことです。合併や買収は、規模を拡大するための手法です。これは買い手の視点から見た場合です。

企業の売買は、売り手と買い手がいなければ成立しません。それゆえ売り手の視点から考えると、経営戦略で選択と集中を進めるために、不要な事業を売却するという手法となります。これを英語でに言うと、売却という意味 の、Divestituresです。したがって、最近では、この頭文字のDを取って、M &A&Dという場合もあります。

わざわざDを付けなくても、M&Aといった場合には、Dすなわち売却も含んだ意味であると、理解するのが通常です。

M&Aの本質は、買い手から見ると「時間を買うこと」

買い手はなぜM&Aを実施するのでしょうか。その本質は、規模拡大の手法として、時間を買うためです。経営では、スピードとタイミングが何よりも重 要ですから、自力での規模拡大より遥かにスピードの速いM&Aを選択するのです。

M&Aは企業存続の重要な手法の1つです

売り手はなぜM&Aを実施するのでしょうか。M&Aは戦略的に特定の事業を売却するだけでなく、事業承継の手法としても実施されます。事業承継で経営者が真っ先に考えるのは、子供などの親族に承継させる方法でしょう。 確かに適切な親族がいれば、周囲の合意も得やすく、円滑な事業承継が期待できます。

しかし、親族や従業員等に適切な後継者がいない場合は、どうするのでしょうか。会社を消滅させることは、社会的な損失となります。会社は社会のためにも永続させなければなりません。このようなときに、M&Aで企業を売却することは、事業承継の有力な手法の1つだと考えることができます。

ポイント

M&A知識2「M&A目的」もご覧ください。

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M&A知識2|M&A目的

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