業界25

M&A業界動向25|LPガスM&A動向

競争激化に対応するためにM&A戦略を採用

クリーンなエネルギーとして評価の高いLPガスですが、実際には都市ガス化とか、 オール電化の攻勢にさらされて、売上が低下し収益も悪化する傾向にあります。

現在は、国内エネルギー消費の約4%であり、その75%を輸入に依存しております。 このような厳しい経営環境の中で、M&Aによる再編が加速しております。

大手元売り同士のM&Aをはじめ、卸売会社や小売店も含めて、水平・垂直の様々なM&Aが展開されています。特に、小規模の小売店は今後の生き残りは難しくなって おり、規模拡大にによる合理化を進めていく必要性が増しております。

今後、業務用・ 家庭用需要の維持と開拓を進めるためにも、M&Aが重要な戦略として位置づけられております。

M&A買い手のメリット

  • ①事業規模を拡大してスケールメリットが得られる
  • ②充填所・配送センターの再編による競争力強化が図れる
  • ③新たなエリアや新規顧客を開拓できる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用の維持を守れる
  • ②充填所・配送センターの活用により経営コストが削減する
  • ③好調企業は創業者利益を得、不振企業は清算を回避できる

LPガスM&A動向

年度売り手買い手形態
2010年ウエルネットサイサン株式譲渡
2009年日商LPガス、ジャパンエナジー、伊藤忠ネクサス新企業設立
2008年昭石ホールディングス住商LPガスホールディングス(エネサンスホールディングスに名称変更)吸収合併
2008年国際油化三愛石油子会社化

LPガス業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向26「住宅設備工事M&A動向」もご覧ください。

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