業界24

M&A業界動向24|広告代理店M&A動向

ネット媒体を取り込むM&Aの動きが活発

長引く景気低迷の影響を受けて、企業は広告宣伝費を削減する傾向にあります。このように、広告市場全体が縮小する中で、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等の 既存の四代媒体と呼ばれる広告媒体の市場が縮小しています。

その分だけ、インターネット広告等の新媒体が急伸する傾向にあり、広告媒体の世代交代が起こっています。それゆえ、大手広告代理店は、ネット関連の企業にM&Aを仕掛けて、新たな機能を取り込む動きがあります。

また、小売チェーン等も広告宣伝費を削減する傾向に あり、チラシ媒体等を中心とする中小の広告代理店も収益が圧迫される状況となっており、ここでもM&Aが活発になることが予測されます。

M&A買い手のメリット

  • ①事業規模を拡大してスケールメリットが得られる
  • ②新たな機能を取り込んで顧客ニーズに応えることができる
  • ③新規顧客の開拓が可能になる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用維持を図れる
  • ②大手企業の傘下で経営基盤を安定できる
  • ③好調企業は創業者利益を得、不振企業は清算を回避できる

広告代理店M&A動向

年度売り手買い手形態
2009年イクリブスパンセ事業譲渡
2009年群馬高速オフセット光村印刷株式譲渡

広告代理店業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向25「LPガスM&A動向」もご覧ください。

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