業界15

M&A業界動向15|学習塾M&A動向

個別指導型が伸びM&Aによる業界再編が進む

学習塾は少子化に伴い、市場が縮小しており、競争が激化しております。上位企業によるM&Aが活発に行われており、徐々に寡占化が進行しております。個別指導型サービスの学習塾は、このような状況の中でも、健闘しており、業績を伸ばす企業も多く見受けられます。

今後も、少子化傾向はさらに進むと予測されるため、縮小する市場を奪うために、大手企業が新規エリアに進出したり、個別指導へ参入したりすることが積極的に行われると考えられます。学習塾の業界も、M&Aがますます活発化すると思われます。

M&A買い手のメリット

  • ①事業規模を拡大してスケールメリットが得られる
  • ②講師などの専門能力を持った人材を確保できる
  • ③進学塾に適した立地を手に入れることができる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用の継続を確保できる
  • ②大手企業の傘下に入れるために経営が安定する
  • ③好調企業は創業者利益を得られ、不振企業は清算を回避できる

学習塾M&A動向

年度売り手買い手形態
2010年アップベネッセコーポレーション資本提携
2010年フェリックス成学事業譲渡
2009年東京医進学院明光ネットワークジャパン株式譲渡
2008年明光ネットワークジャパン学研資本参加
2008年Z会 学究社事業譲渡
2007年明光ネットワークジャパンベネッセコーポレーション資本参加

学習塾業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向16「保育園M&A動向」もご覧ください。

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