業界11

M&A業界動向11|ビルメンテナンスM&A動向

上位寡占度が未だ低くM&Aの動きが活発

ビルメンテナンス業界は、マンション管理会社含めて成長業界であり、市場規模は4兆円を超え、関連サービスまで含めると8兆円規模になると言われています。

ビルメンテナンス会社は、規模のメリットを得やすく、M&Aにより管理件数を増や すことにより、収益の向上を図ることができます。

従来、ビルメンテナンス会社は、不動産会社グループ内の会社が多かったのですが、 経営の効率化を図るために、売却する動きが出てきております。

また、独立系の中小の管理会社も乱立していることから、これから業界再編が加速すると予測されます。 したがって、ビルメンテナンス業界では、益々M&Aが活発になると思われます。

M&A買い手のメリット

  • ①規模拡大による収益性の向上が期待できる
  • ②ビルメンテナス関連の資格を持った人材を確保できる
  • ③シェア向上で競争力を強化することができる

M&A売り手のメリット

  • ①従業員の雇用維持を確保できる
  • ②大手企業傘下に入るので安心できる
  • ③不振企業は清算を回避できる

ビルメンテナンスM&A動向

年度売り手買い手形態
2010年東京美装興業経営陣MBO
2010年アーバンサービス関西電力株式譲渡
2010年東都リロ・ホールディング株式譲渡
2009年ムサシ管財NITTOH株式譲渡
2008年シーズコミュニティライフポート西洋株式譲渡
2008年ニューシティリングサービスセコムホームライフ株式譲渡
2008年伊藤忠アーバンコミュニティジェクール株式譲渡

ビルメンテナンス業界では、上記以降もM&Aが続いています。

ポイント

M&A業界動向12「運輸・倉庫M&A動向」もご覧ください。

業界12
M&A業界動向12|運輸・倉庫M&A動向

上位寡占度が未だ低くM&Aの動きが活発 荷主であるメーカーや小売業が景気低迷でコスト削減に必死である状況を受けて、運輸・倉庫業界は、価格引下げ要求を突き付けられて厳しい対応を迫られています。 特に、規 ...

続きを見る

M&A14
M&Aは業界動向を踏まえて検討!M&Aが活発な業界一覧

M&Aは業界動向を踏まえて検討 新会社法の施行により、日本においてもM&Aに関する法律体制が、整備されてきております。それゆえ、日本国内におけるM&Aの件数は増加傾 向にあります。特に、最近では大企業 ...

続きを見る


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)