は行のM&A用語を簡単にわかりやすく解説|M&A用語集6
は行のM&A用語を簡単にわかりやすく解説します。
買収防衛策
敵対的買収から企業を防衛する策のことです。予防策として、ポイズンピル、黄金株、ゴールデンパラシュート、ティンパラシュート、プットオプション、チェンジオブコントロール条項、非公開化などがあります。 実際に買収を仕掛けられた対応策としては、第三者割当増資、新株予約 権の発行、ホワイトナイト、第三者との株式交換・合併、焦土作戦、資産ロックアップ、パックマンディフェンスなどがあります。
パーチェス法
パーチェス法とは、合併などの企業結合時の会計処理手法の一つです。被結合会社の資産と負債を公正価値で評価し、資本との差額をのれんとして計上します。パーチェス法は、企業統合による包括継承を事業の一括購入とみなす考え方に基づいた会計処理手法です。2006年適用の企業結合会計により、企業結合時の会計処理手法の原則的手法と位置づけられています。
パックマンディフェンス
パックマンディフェンスとは、敵対的買収防衛策の一つです。敵対的買収を仕掛けられた企業が、逆に買収者に対して買収を仕掛けるという手法のことです。ただし、この手法は必要のない買収を行う点で既存株主の理解を得られるのか疑問ですし、買収者が個人や未公開企業の場合にはまったく機能しないという弱点があります。
秘密保持契約
秘密保持契約とは、企業がM&Aを進めるに当たって、自社の情報の開示を必要とする場合があり、その際に自社の秘密情報を守るために相手と交わす契約のことです。英語では、Non-Disclosure AgreementやConfidential Agreementに当たり、NDAやCAとも呼ばれます。
ポイズンビル
ポイズンピルは、代表的な買収防衛策のひとつです。既存株主にあらかじめ買収者のみが行使できないオプションを付与しておきます。そして、敵対的買収が起こった際に、買収者以外の株主がオプションを行使することにより買収者の持株比率を低下させたり、支配権を獲得するために必要な買収コストを増加させることで買収をやりにくくすることを目的とします。 ポイズンビルは、ライツプランとも呼ばれています。
ホワイトナイト
ホワイトナイトとは、敵対的買収を仕掛けられた対象会社を、買収者に対抗して、友好的に買収または合併する会社のことを意味します。白馬の騎士になぞらえて、このように呼ばれます。主として対象会社より規模が大きく、資金力のある会社であり、防衛手段としては、買収者よりも高い価格でTOBをかけるとか、対象会社の第三者割当増資を引受けるなどの方法を取ります。
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