[2023年3月28日]ENEOS、チリ国カセロネス銅鉱山の運営を行う完全子会社であるMLCC社の株式の51%をカナダのLundin社へ譲渡|M&A事例集

[2023年3月24日]ENEOS、チリ国カセロネス銅鉱山の運営を行う完全子会社であるMLCC社の株式の51%をカナダのLundin社へ譲渡

M&Aの基本情報

概要

ENEOSホールディングス株式会社(以下「ENEOS」)は、同社子会社のJX金属株式会社(以下「JX金属」)を通じて保有する、チリ国カセロネス銅鉱山の運営を行う完全子会社である SCM Minera Lumina Copper Chile(以下「MLCC社」)の株式の51%をLundin Mining Corporation (以下「Lundin社」)へ譲渡することを発表しました。

スキーム・取得価額

  • スキーム:クロスボーダー、株式譲渡
  • 取得価額:950百万USD

スケジュール

  • 発表日:2023年3月28日
  • 完了日:2023年6月(予定)

M&Aの当事会社・事業に関する情報

買収会社

カナダに本拠を置くLundin社は、世界 20 か国以上で鉱物資源・石油・ガスを開発供給するLundinグループにおける主力企業のひとつであり、南米、欧州、米国など世界各地で長年にわたって銅や亜鉛をはじめとするベースメタルの鉱山経営・生産販売を行っており、カセロネス近郊でも銅鉱山を経営しているとのことです。

対象会社・事業

チリ国カセロネス銅鉱山の運営を行う完全子会社であるMLCC社

目的・シナジー

ENEOSは、資源事業におけるボラティリティの抑制と長期的な収益基盤の強化を図ることを目的として、 保有するMLCC社株式の51%をLundin社へ譲渡することを決定した。さらに今後、MLCC社株式の19%を Lundin社または第三者へ譲渡することとしており、最終的な譲渡割合は70%となる。今後は豊富な知見、高い鉱山運営能力を持つLundin社がカセロネス銅鉱山の経営に参画することにより、同鉱山のさらなる生産性向上やコスト競争力強化が期待されるとしています。

引用元

ENEOSホールディングス株式会社「当社子会社によるSCM Minera Lumina Copper Chile の株式売却(連結子会社(孫会社)の異動)に関するお知らせ」

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